どのような方法で住宅ローンの借入額は決めたらいいの?
借りられる金額ではなく、返済可能な金額を基準にして住宅ローンの借入額を決める場合には、まずは、家計の中から住宅ローン返済にまわせる金額を算出します。
この場合、住宅を持つと様々なランニングコストがかかりますので、賃貸住宅の家賃と同額のローン返済ですと負担は増えることになります。
なので、固定資産税や都市計画税のほか、マンションでしたら管理費、修繕積立金、駐車場代などを控除して、残った金額が住宅ローン返済額になるように資金計画を立てていきます。
なお、子供の教育費などこれから先に必要になるお金が貯金できている場合は別ですが、現在、マイホーム取得のために毎月している貯金については、教育費や将来のリフォーム費用、老後資金にまわすようにすると安心です。
実家や社宅暮らしの人は?
現在の住まいが実家や社宅で、住居費がかかっていない、あるいは極端に少ない人の場合は、毎月返済していける金額をイメージしにくいかもしれません。
そのような人の場合には、毎月、家賃を支払った気分で一定額を貯金し、残った金額で生活をして家計のゆとり具合を実感してみるのもよいと思われます。
総返済額はいつわかる?
借入時に、完済までの総返済額がわかるのは、完済までの金利が決まっているローンを借りた場合だけです。
なので、変動金利型や固定金利の期間が短く将来的に金利が変わる可能性がある場合には、完済するまでは総返済額はわからないということになります。
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