頭金が必要な理由は?
頭金があると、借り入れを少なくすることができるとともに、毎月の返済負担を軽くすることができます。また、頭金の有無は、住宅ローンの借り入れにも大きな影響を与えます。
一般的に、購入価格の90%を超える借り入れの場合には、金融機関の審査が厳しくなるといわれています。
つまり、頭金があるほうが、住宅ローンが借りやすくなるということです。
なお、最近では、頭金が20%以上あると低い金利で借りられたり、借りるときに支払う保証料が無料になるなど、優遇が受けられるローンもあったりして有利になっています。
将来の住み替えと頭金
将来、家族が増えて住み替える可能性がある人も少なくないでしょう。そのような際に、売却をするのであれば、住宅ローンの残債は少ないほうがよいです。
というのも、頭金がないと、ローンの残債の減少がその家の担保価値の減少に追いつかずに、売りにくくなる可能性があるからです。
貯金はしておいたほうがいい?
上昇する教育費や年金制度などへの不安を考えますと、貯蓄とその運用は必要不可欠といえます。
「頭金ゼロ」ということは、貯蓄ができない家計体質ともいえますから、それができないまま住宅ローンの返済を始めてしまうことは、教育費や老後資金が準備できずに家計が破綻するリスクが高くなるといえ注意が必要です。 |