財形住宅融資の金利について
財形住宅融資の金利制度というのは、平成11年より前は1年ごとの変動金利制でした。しかしながら、金利の安定性を重視するという目的から、改正後は5年間の固定金利制度になっています。
ちなみに、旧制度において申込んだ人については、引き続き1年ごとに金利が見直されますが、返済額は5年間変更されません。
財形住宅融資の金利は、具体的には、「お借入の手続き」に記載されている金利が5年間適用されることになります。
よって、金利はかなり低金利ではあるものの、5年ごとに見直されるので、5年ごとに返済額も変動し、金利上昇のペースが急である場合には、返済額が大きく増加するリスクもあるといえます。
なお、財形住宅融資は、民間企業に勤務しているのか公務員なのか、または、勤務先がどのような制度を導入しているのかで申込窓口が異なり、それによって申し込みの条件や金利も異なることになります。
なので、利用する前に申込窓口がどこになるのかを勤務先に問い合わせることが大切です。
財形住宅金融株式会社の財形金利と公庫財形住宅金利はどのように決まるのですか?
財形住宅金株式会社の財形借入金利は、雇用・能力開発機構が資金調達する際の金利をもとにして決定されます。
一方、公庫財形の新規借入金利については、金利財形住宅債券※1の利回りと短期プライムレートをもとにして、原則年4回※2決定されます。
※1…5年利付国債の発行条件を基準にした5年利付債券です。
※2…4/1、7/1、10/1、1/1です。 |