□財形住宅融資の融資限度額について
▽財形住宅融資の融資限度額はどのくらいですか?
財形住宅融資の融資限度額は、財形貯蓄残高の合計額の10倍、最高4,000万円までと、他の公的融資と比較してもかなり大型の融資といえ... 具体的には、財形貯蓄が300万円あるのなら、その10倍の3,000万円までの融資が可能ということです。
また、公庫融資は1億円未満という物件価格の制限がありますが...
ただし、融資額については、物件価格の80%までとなっていますので、実際に4,000万円までの借入れをする人は少ないとは思いますが、資金計画の際に...
例えば、1,000万円の借入をしようと考えているのでしたら、その10分の1の100万円...
▽財形貯蓄は、財形住宅貯蓄だけが利用できるのですか?
財形貯蓄は、財形住宅貯蓄だけが利用できるわけではありません。一般財形貯蓄や財形年金貯蓄についても...
ただし、財形貯蓄を住宅の購入目的で解約する場合に、利子課税が非課税になる優遇措置を受けられるのは...
□財形住宅融資の特徴について
▽財形住宅融資はどのようなものですか?
財形住宅融資というのは、財形貯蓄を1年以上継続していて、残高が50万円以上あれば、住宅の融資を受けることができるという制度です...
しかしながら、財形貯蓄は勤労者の財産形成を目的としているため、福利厚生として財形貯蓄制度を導入している企業に勤務しているサラリーマンしか利用できないという面もあり...
▽財形住宅融資のメリットにはどのようなものがありますか?
まず、財形住宅融資は、雇用・能力開発機構による公的融資なので比較的低金利で利用できることがあげられます。
また、フラット35や民間ローンとも併用できるのですが、フラット35よりも物件に対する条件が緩やかな点も...
▽財形住宅融資の金利はどのような特徴がありますか?
財形住宅融資は、5年ごとの変動金利である5年固定金利制を採用している点が特徴的です...
また、一定の条件に該当する中小企業にお勤めの人の場合は、融資額の710万円までの部分について当初5年間は、国からの利子補給が受けられる場合があり...
ちなみに、返済額は5年間は一定ですが、5年後の見通しによる新たな返済額は原則としてそれまでの返済額の1.5倍以内となっていますので... |